非常に濃い赤色で、わずかに紫色がかっています。ドライフルーツやヴァニラの香り、スパイシーな香りが複雑に絡み合い、様々なアロマとともに、フルボディーでコクのある味わいにも関わらずタンニンは柔らかでエレガントな仕上がりです。まさに非日常のワインです。

イタリア ヴェネト州

コルヴィーナ 60%, コルヴィノーネ 15%, ロンディネッラ 15%, 他土着品種 10%.

9月終わりから10月の初め頃手摘みで収穫し、100日～120日間陰干ししていわゆる干しブドウを作ります。
12月～1月頃除梗し、15日間低温で醸し、その後12~23℃で醗酵させます。醗酵後35日間澱とともに静置します。
酸味を和らげるためにアリエ酸新樽で24か月熟成させます。その後さらに12ヶ月間瓶熟させます。

このカンティーナは1933年に協同組合として生まれました。
その3年後、1936年にレチョート（一流の甘口ワイン）の樽が忘れられていることに気付き、ドライな味わいに変化していました。（糖分がアルコールへ変化します）
当時ではこのことは重大なミスでしたが、その偶然生まれた魅惑的なワインを社長に味わってもらいました。
社長は深く感銘し、「これはアマーロではなく、アマローネです！」と発言したことからこのワインの名前は生まれ、今では世界中に知れ渡っています。